2010年12月 1日 (水)

上七軒・西陣周辺 第三回「織道楽 塩野屋」

国産絹にこだわる西陣の織元。手軽に使える絹製品も

「織道楽 塩野屋」は、西陣で300年ほど前から14代続く絹織物の織元。原料はすべて、今では希少な存在となった国産生糸。福知山市の契約養蚕農家から繭を仕入れ、たくさんの職人の手を通して、独特の風合いを持つ“本シボ柳条縮緬(ちりめん)”を織り続けてきました。

【外観】かつて平安京の朱雀大路だった千本通に面する店舗。大正時代に建てられたという商家をリフォームして、2004年秋にオープン
「創り手が見える確かな質の製品を消費者に届けたい」という姿勢はいうまでもなく、そこには、織物に携わる職人・農家の技術の継承や、良いものを長く大事に使う昔ながらの生活スタイルを通した環境保全への思いも込められています。また、着物や帯などはもちろん、塩野屋では絹の効能を生かした様々な日常品も創り出しています。
【店内】着物や和装小物のほか、「絹は身体にいい」という思いから生まれたオリジナルブランド「浄肌衣(じょうきい)」シリーズも多数

その一つが、国産絹100%の「珈琲フィルター(1,995円)」。御召緯(おめしぬき/強い撚り〔より〕をかけた糸)の絹を使うため、目の詰まったシボのある生地となり、コーヒーの深いコクを引き出すことができます。洗えば何度も使用可能。その性能が認められ、京都産業エコ推進機構から「平成20年度 京都エコスタイル認定製品」にも選ばれました。伝統や技術を守りつつ、織物の可能性を幅広く追求する姿勢は、「高級で手が出ないもの」という絹織物のイメージを、ごく身近なものに近づけてくれそうです。

【商品】中央が珈琲フィルター。陶器の円すいドリッパーとセットで5,250円。草木染の台形フィルターは2,100円。「浄肌衣」シリーズにはマスク(3,150円)やボディタオル(5,250円~)などが
●店舗へのアクセス●
住所:京都市上京区千本通一条下ル西側西中筋町13
市バス「千本中立売」下車すぐ
問い合わせ:075-461-1995
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜・土曜
http://www.shiono-ya.co.jp/

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2010年10月22日 (金)

上七軒・西陣周辺 第二回「まつひろ」

あれこれ迷って選ぶ時間も楽しい、種類豊富ながまぐち専門店

40年以上前から口金(くちがね)の製造・卸し業を営んできた「まつひろ」。昔ながらのがまぐち財布を、若い人にももっと使ってほしいという思いから、製品の販売も手がけるようになりました。パチンと小気味いい音を立てて閉まるがまぐちは、すべて専門職人による手仕事で一つひとつ丁寧に作られています。

【外観】もとはお茶屋だったという、築70年以上の建物を利用。伝統的な京町家の軒下に並んだ可愛いがまぐち達が目を引く
スタンダードながまぐち財布「丸(3.3寸/680円)」をはじめ、リュック(7,800円~)、カードケース(1,400円)、ストラップ(890円)など、製品のラインナップは約40種類。さらに唐草や矢絣(やがすり)といった伝統的紋様からポップなデザインまで生地のバリエーションが2,000柄もあり、選ぶのに思わず目移りしそう。豆小銭入れ(500円)など手頃な値段のものが揃っているので、お土産にはもちろん、自分用にも欲しくなること請け合い!
【がまぐち】口金製造店ならではの多彩なラインナップ。左奥のリュックには、同じ柄の小さながまぐち財布がポケット風に付けられている

店舗で購入するなら、その場で口金を好みの固さに調整してもらえます。また、使っているうちに口金が緩くなってきたら、無料で修理してもらうことも。そこには、「大事に長く愛用してもらえるように」というまつひろの願いがこもっています。

【店内】靴を脱いで、お気に入りの一品をじっくり探してみては。2階では月に1回程度、がまぐち作りの体験講習会を開催
●店舗へのアクセス●
住所:京都市上京区今出川通七本松西入真盛町716
市バス「上七軒」下車、徒歩2分
京福電車「北野白梅町駅」下車、徒歩10分
問い合わせ:075-467-1927
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜(毎月25日は営業)
http://matsuhiroshoten.com/

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2010年6月30日 (水)

上七軒・西陣周辺 第一回「上七軒・西陣周辺」

歴史ある花街と織物で知られる風情豊かなエリア

学問の神様で知られる北野天満宮。その東側に、京都で一番古いと言われる花街「上七軒」があります。室町時代に北野天満宮の社殿が一部焼失し、再建の残木を使って7軒の茶屋を建てたことから上七軒という名称が生まれたのだとか。
その後、豊臣秀吉が北野で大茶会を催した際の休憩所となり、献上したみたらし団子の美味しさを賞賛した秀吉から、褒美として京都一円の茶屋株が与えられました。

【北野天満宮】菅原道真を祀った「北野天満宮」は梅の名所として知られる。毎月25日にはたくさんの露店が並ぶ天神市も開催
毎年春(開催日は要問い合わせ)には上七軒歌舞練場で「北野をどり」が、また7月~9月上旬には同歌舞練場庭園で毎日芸妓さん・舞妓さんが出迎えてくれるビアガーデンが開かれ、多くの人で賑わいます。
【街並み】昔ながらの京町家が軒を連ねる上七軒。ふだんは白い提灯が、「北野をどり」の時期は赤い提灯が玄関に吊り下げられる

上七軒の東側に広がるのは、織物で有名な「西陣」の街。この一帯は古くから絹織物が盛んな土地でしたが、応仁の乱の後、戦火を避けていた職人達が織物作りを再開してから、大きく発展しました。「西陣」の呼び名は、応仁の乱で山名宗全率いる西軍が陣を置いたことに由来。住所としては存在していませんが、京都市街北西部の広い範囲に、約700の織物に携わるメーカーや職人が点在しています。

【北野をどり】「北野をどり」は第一部で舞踊劇、第二部で純舞踊が披露される。フィナーレを飾るのは、芸妓さん・舞妓さん全員が登場する“総踊り”(写真提供/上七軒歌舞会)
●上七軒・北野天満宮へのアクセス●
市バス「上七軒」下車
市バス「北野天満宮前」下車
京福電鉄北野線「北野白梅町」駅下車、徒歩約5分
上七軒歌舞会
http://www.maiko3.com/

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2010年5月27日 (木)

寺町専門店会商店街 第三回「鳩居堂(きゅうきょどう)」

丹精こめた“精良無比”の品々が並ぶ和文具・香の老舗

「鳩居堂」は1663年、薬種商としてはじまりました。その薬種が香の原料と共通するものであったことから、1700年代に薫香線香の製造を手がけるように。さらに原料と一緒に中国から書画用の文具を輸入しはじめ、香が茶席で使われていた関係から茶道具も扱うことになったのだとか。

【外観】和の趣に満ちた風格のある店構え。屋号は儒学者・室鳩巣(むろ きゅうそう)の命名。鳩がカササギの巣に卵を託す習性があることから、「お店(巣)はお客様(カササギ)からの借り物」という謙譲の意を込めたもの
とくに創業以来300年、“精良無比”を誇るのが、香・筆・墨という看板製品。中でも筆は、江戸時代の儒学者・頼山陽(らい さんよう)からの意見を取り入れながら独自の技術で丹念に仕上げており、専門家が使うものから学童用筆まで多彩に揃っています。
また、本格的な香木から気軽に楽しめるインセンスや匂い袋にいたるまで、お香の種類も品揃え豊富。1877年に太政大臣・三条実美(さんじょう さねとみ)公から伝授された「宮中御用の合せ香」の秘方(秘伝の調合)による煉香(ねりこう)も扱っており、平安王朝から伝わる雅な香りを楽しむこともできます。
【店内】書道具や文具が整然と並ぶ。メールが普及している現代だからこそ、大切な思いを直筆で丁寧に伝えてみては

これらの伝統的な品々以外に、現在は便箋や文庫、のし袋、和紙工芸品、扇子、念珠なども販売。お土産用に買い求める外国人観光客の姿も多く見られます。

【商品】紙製の文庫(1,050円)に入っている一筆箋(189円)はオリジナル。右上の左から匂い袋ストラップ(788円)、硬貨入れ(10袋入り683円)、ポチ袋(3袋入り357円)。右下は季節によって図柄が入れ替わるシルクスクリーンの絵はがき(74円~)
●店舗へのアクセス●
住所:京都市中京区寺町姉小路上ル下本能寺前町520
地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車、5番出口から徒歩1分
問い合わせ:075-231-0510
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜(土曜または月曜が祝日であれば日曜も営業)
http://www.kyukyodo.co.jp

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2010年4月 6日 (火)

寺町専門店会商店街 第二回 直會 撰(なおらい せん)

特撰京野菜問屋直営の旬菜料理専門店。厳選素材の妙味を堪能

四季折々の厳選された京特産野菜を専門に扱う「とり市老舗」。春は洛西の竹の子、夏は上賀茂の賀茂茄子、秋は丹波松茸、冬は千枚漬と、季節ごとの京都の特産品が店頭にずらりと並びます。「直會 撰」は、とり市老舗で扱う素材を使った“京・旬野菜料理を味わえる直営店”として誕生しました。とり市に並ぶ素材が変わるたびに、連動して撰の料理内容も変わります。

【外観】とり市老舗の向かいにある「直會 撰」。1階奥で会席や一品料理を味わえる。店頭では、漬物やつくだ煮、ちりめん山椒などの販売も
メニューは会席やお鍋のほか、おくどさん(かまど)で炊いたふっくらご飯との相性がいい一品料理も豊富。そこに込められているのは「自然の恵みに感謝し、素材の味を生かした食べ方を提案したい」という思い。食することで四季の移ろいも実感できます。
【鉄板焼コーナー】ここで1階のメニューを味わうことも、逆に1階で鉄板焼き料理をオーダーすることもできる

2階には、旬菜や黒毛和牛を目の前で焼いてもらえる鉄板焼きコーナーが。とり市老舗で購入した素材を持ち込むことも可能。5,000円からの基本コースはありますが、「竹の子をたくさん食べたい」「お肉を少し減らして」といったオーダーも予算内で柔軟に対応してくれます。いい素材を使った焼き立ての美味しさを、ゆっくり味わってみてはいかがでしょう。

【旬の食材】取材時は竹の子の最盛期。塚原の契約農家から毎日届く、まるまると太った朝掘り竹の子が並ぶ姿は壮観!(とり市店頭にて)
●店舗へのアクセス●
住所:京都市中京区寺町通三条上ル西側
地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車、5番出口から徒歩3分
問い合わせ:075-231-7010
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00(LO)(2階は17:00~。昼は2日前までに予約を)
定休日:無休(2階は不定休)
http://www.naoraisen.com/
とり市老舗
http://www.toriichi.com/

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2010年3月 2日 (火)

寺町専門店会商店街 第一回 寺町専門店会商店街

「本能寺」など3つのお寺への参拝者や観光客も集まる商店街

京都の中心市街地に南北にのびる寺町通。豊臣秀吉によって通りの東側に寺院が集められたことから、この通り名が付いたのだとか。「寺町専門店会商店街」は、寺町通のうち御池通から三条通の間にあり、土産物店、菓子店、ファッション関係、雑貨店ほか60軒ほどの専門店が並んでいます。

【寺町専門店会商店街】平成18年に新しいアーケードがつくられた。道幅が広く、舗装されていて歩きやすい
この商店街の象徴ともいえるのが、「本能寺」「天性寺」「矢田寺」の3つのお寺。通りは参拝や観光で訪れる人でも賑わいます。商店街の北入口近くにある本能寺は、“本能寺の変”の後に現在の場所に再建されました。境内には織田信長の三男・信孝によって建てられた廟や、遺品を収蔵する宝物館(大人500円)などが。商店街の中央からやや南にある天性寺では、毎年3月下旬~4月上旬に見事なモクレンの花が見られます。姉小路通の土塀越しに眺める可憐な花は、実に風情豊か。商店街の南入口にある矢田寺は、花まつりやかぼちゃ供養などの身近な年中行事で親しまれています。
【矢田寺】「矢田地蔵」の愛称で知られる。節分には甘酒、花まつりには甘茶、かぼちゃ供養にはかぼちゃ煮などが無料で振る舞われる

平成18年には、アーケードにこの3つの寺名をそれぞれ刻んだ釣鐘型の照明が新設されました。釣鐘は新しいシンボルとして通りを柔らかく照らしています。

【釣鐘型の照明】毎日、午前10時、正午、午後3時、午後6時に時報として商店街のスピーカーから鐘の音が流れる
●寺町専門店会商店街へのアクセス●
地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車、5番出口からすぐ南
京阪電車「三条駅」下車、西へ徒歩約5分
問い合わせ:075-221-7490(寺町専門店会商店街振興組合事務所)
http://www.teramachi-senmontenkai.jp/

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2010年2月 1日 (月)

東山・清水寺周辺 第三回 香老舗 松栄堂 産寧坂店

日常で気軽に楽しめる品も充実。300年以上続く香老舗

宝永2年(1705年)に創業し、300年以上も続く老舗「松栄堂」。伽羅などの貴重な香木を使った高級品をはじめ、自宅で気軽に楽しめるお手頃価格のお香もたくさん揃っています。

【外観】料亭「京都 阪口」の厨房を改装した店舗。青龍苑内には松栄堂をはじめ、12の様々な名舗が軒を連ねる
産寧坂店は平成12年、高級料亭「京都 阪口」が、その建物や庭園を一般開放する「青龍苑」として生まれ変わったことに伴ってオープンしました。芳輪シリーズの「堀川(スティックタイプ20本入り735円)といった松栄堂の定番はもちろん、産寧坂店でしか手に入らないオリジナル品も数多く並んでいます。
【店内】大正時代から続く建物としての風格がありながら、訪れた人がほっと寛ぐような温かさに満ちた店

特に“ときの香”シリーズ(各10本入り525円~)はおすすめ。柑橘系の甘さと爽やかさを備えた優しい「雪のとき」ほか全10種類のバリエーションがあり、さらに常時15~16種類の文様が揃うパッケージの中から、好きなものを組み合わせて包んでもらえます。ほかにも京野菜・小鳥・季節の花などをかたどった創作匂い袋(1,050円~)や、香りのストラップ(682円)などの産寧坂店オリジナル品が。ほっと寛げる“香り”は、センスのいい贈り物やお土産としても喜ばれそうです。気になるお香があれば店内で焚いてもらえるので、スタッフにお願いしてみて。

【商品ラインナップ】中央にある渦巻型・スティック型の「堀川」以外は、すべて産寧坂店オリジナル。右奥が特に人気の“ときの香”(「雪のとき」)
●店舗へのアクセス●
住所:京都市東山区清水3丁目334 青龍苑内市バス「清水道」下車、徒歩10分
市バス「清水道」下車、徒歩10分
問い合わせ:075-532-5590
営業時間:9:00~18:00(季節によって変更あり)
定休日:年中無休
http://www.shoyeido.co.jp/

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2009年12月16日 (水)

東山・清水寺周辺 第二回 地主神社

「恋占いの石」で良縁祈願。京都最古と言われる縁結びの神様

清水寺の本堂を抜けて左に曲がると「地主(じしゅ)神社」の鳥居が見えます。ここは京都最古といわれる縁結びの神様で、創建年代は日本建国以前ともいわれるほど。

【地主神社】鳥居の奥、境内の入口に主祭神である「大国主命(おおくにぬしのみこと)」が。因幡の白ウサギを助けた心優しい神様で、縁結びのご利益があるといわれる
境内には縁結びの特別祈願を受け付けてくれる拝殿や、軽く打つと良縁が授かるという「しあわせのドラ」などがあり、女性同士はもちろん母娘や夫婦・カップルで訪れる人も多く見られます。特に約10mの間隔で東西に置かれた「恋占いの石」は、参拝者の大きなお目当て。目を閉じたまま、一方の石から歩いて反対側の石まで無事にたどりつけば恋の願いが叶うのだとか。
【境内】拝殿の手前にある「恋占いの石」。境内を奥に進むと、嵯峨天皇がその美しさに2度、3度と車を返して眺めたという「地主桜(御車返しの桜)」も

もちろん、恋占いのおみくじや、恋の願かけ絵馬、縁結びのお守りもあり、ご利益を求める人で賑わっています。お守り購入時に巫女さんが添えてくれる温かな「お幸せに」の一言が、さらにご利益を高めてくれそう。縁結び以外に家内安全、商売繁盛、開運招福、子授け安産などの守り神も祭祀しており、特に“どんな願い事も一つだけなら必ずおかげ(ご利益)がいただける”という「おかげ明神」は、女性の守り神として厚く信仰されています。

【お守り・お札】恋が生まれる「よろこび」(500円)、良縁に恵まれる「しあわせ」(1,000円)、愛が育つ「ふたりの愛」(1,000円)ほか、星座のお守りや良縁祈願のお札も扱っている
●神社へのアクセス●
住所:京都市東山区清水1丁目317
市バス「五条坂」下車、徒歩10分
市バス「清水道」下車、徒歩10分
問い合わせ:075-541-2097
参拝時間:9:00~17:00
参拝料:地主神社自体はかかりませんが、清水寺内を通るため、清水寺の拝観料が必要です。高校生以上300円、小・中学生200円
http://www.jishujinja.or.jp/

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2009年11月24日 (火)

東山・清水寺周辺 第一回 東山・清水寺周辺

世界遺産登録の名刹や京情緒豊かな街並みを有する一大観光地

京都を代表する社寺や観光名所が点在する東山。中でも、世界遺産に登録された清水寺周辺は、1年を通して参拝・観光客で賑わうエリアです。清水寺から高台寺、そして円山公園に向かう京情緒に満ちた道は、散策がてらの観光にぴったり。

【清水寺】「清水の舞台から飛び降りる…」で知られる清水寺。最高12m強という大きなケヤキの柱に支えられた舞台からは、京の街並みを一望できる
清水寺の山門を出てお土産処が立ち並ぶ清水坂を約400m下ると、右手に急勾配の「三年坂」が。ここは清水寺の子安塔への安産信仰から、産寧坂とも呼ばれています。そのまま進むと「二年坂」にかかる辺りで、左手に見えてくるのが、通称「八坂の塔」と言われる法観寺の五重の塔。街なかにそびえるランドマークとして親しまれています。
【三年坂】「この石段で転ぶと3年で命を落とす」という俗信がある。急な坂道なので、安全通行への警鐘として伝わってきたとも

二年坂に戻って道なりに歩くと、霊山観音が見えてきます。そこから右手に登れば、坂本龍馬や桂小五郎など幕末の志士が眠る霊山護國神社へ。左に折れるとすぐ円山公園方面に向かう道があります。この道は、豊臣秀吉の正室・ねねが秀吉の菩提を弔うために建立した「高台寺」の西側にあることから「ねねの道」と名付けられました。清水寺からねねの道、さらにもっと北の青蓮院までの散策路約4.6kmでは、毎年3月中旬から下旬にかけて「東山花灯路」というイベントを開催。小路沿いに約2,400基の行灯が並べられ、早春の夜の散策を、やわらかな明かりが照らしてくれます。

【八坂の塔(法観寺)】聖徳太子が建立し、火災で消失した後に足利義教が再建したといわれる。高さは46m、本瓦葺き・五層
●清水寺へのアクセス●
市バス「五条坂」下車、徒歩10分
市バス「清水道」下車、徒歩10分

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2008年10月30日 (木)

祇園 第三回 よーじや祇園店

あぶらとり紙を始め、天然素材のコスメグッズや可愛い雑貨も勢揃い

京都の人気店ランキングなどには、必ず上位に名前が挙がる「よーじや」。とくに“あぶらとり紙”は、その始まりが大正時代にまでさかのぼる看板商品です。始めは役者や花街の女性達向けに、大きめのあぶらとり紙を販売していましたが、大正10年、手軽に持ち歩けるような小さな手帳型の商品を発売。以降、現在に至るまでのロングセラーに。

【外観】鏡に映った女性をモチーフにしている「よーじやマーク」が目印。2階には、よーじやの歴史をたどることができるギャラリーも
また天然素材にこだわった化粧品も豊富なラインナップ。女性社員を中心に、お肌に優しい化粧雑貨や基礎化粧品を次々に自社で開発してきました。中でも繭(まゆ)から採れるタンパク質“シルクセリシン”を配合した、「まゆごもり」シリーズは注目度大。ハンドクリームや石鹸、入浴液などがあり、いずれも肌になじむしっとり感が好評です。
【店内】明るくオシャレな店内。女性はもちろん、奥さんや恋人にお土産を頼まれた男性の姿も見かけます

ほかに発色の美しいフェイスカラーや口紅などのメイク用品、紅筆や刷毛、フェイスパフといった化粧道具も充実。また2007年の秋からはファンデーションも発売され、メイクに必要なアイテムがすべて揃いました。祇園の芸妓さんや舞妓さんの愛用者も多いとか。2階のギャラリーの一角にメイクコーナーもあるので、ショッピングがてら、気軽に使い心地を試してみてはいかがでしょう。

【商品ラインナップ】おなじみの「あぶらとり紙(1冊20枚入り340円)」を始め、数百円から揃っているので普段使いにもオススメ
●店舗へのアクセス●
住所:京都市東山区祇園町北側270-11
京阪本線「四条駅」から徒歩5分
問い合わせ:075-541-0177
営業時間:10:00~20:00
定休日:年中無休
http://www.yojiya.co.jp/

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