2008年7月26日 (土)

錦市場商店街 第三回 大國屋(おおこくや)

新鮮な川魚やうなぎを扱う専門店。「ぶぶうなぎ」は“ならでは”の逸品

瀬戸内海で獲れる天然ウナギ、利根川のブランドウナギ「坂東太郎」、三河の国産ウナギと、鮮度にこだわった3種のウナギを取り寄せている「大國屋」。それらを1尾ずつさばき、錦の井戸水や地元の醤油・酒などから生まれる秘伝のタレを使って、炭火でじっくり蒲焼に(1尾1500円くらい~)。

【店頭】店頭には、ウナギの蒲焼のほか、川魚を甘く炊いた
佃煮や琵琶湖のシジミなども並びます
また、大國屋ならではの商品として知られるのが「ぶぶうなぎ」。もともとは、「残った蒲焼を翌日に販売したくない」というご主人(三代目)が、お茶漬け用として知人に配っていたものが口コミで広がり、「売ってほしい」と評判に。ご主人の友人にたまたま、宇治のお茶屋さんと老舗のあられ屋さんがいたことから、お茶漬け用のブレンド茶と塩抜きのあられを作ってもらい商品化に成功。15年ほど前からセット販売(3000円~)されるようになりました。
【作業の様子】1尾ずつ丁寧に手際よくさばき、金串に刺して炭火焼きに。冷めてもふっくらしていて美味しいと評判

食べ方は、1cm角に切った「ぶぶうなぎ」をほかほかの白飯にのせ、上からぱらぱらとあられをまぶします。さらに熱いお湯をまんべんなくかければできあがり。甘辛いウナギと、香ばしいあられ、香り豊かなお茶の美味しさが相まって、お手軽ながら贅沢な味わいに。お土産や贈答品としてはもちろん、型崩れしたものは1000円~とお手頃価格で販売されているので、自宅用にもおすすめです。
※文中の価格は、H20.1.17現在のもの。原材料の価格で変動する可能性あり

【ぶぶうなぎセット】ぶぶうなぎのセット。写真はぶぶうなぎ2尾入り・4800円。ほかに単品から3尾セット・6600円まで幅広く揃っています
●店舗DATA●
住所:京都市中京区錦小路富小路西入東魚屋町177
問い合わせ:075-221-0648
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎週水曜
http://www.bubu-unagi.com/

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2008年7月11日 (金)

錦市場商店街 第二回 french o・mo・ya錦小路

お箸で気軽に味わうフレンチ。町家を生かした建物も魅力的

築90年以上の町家を生かして造られた「french o・mo・ya錦小路」は、本格的なフランス料理をお箸でいただくレストランです。料理はランチ・ディナーとも、セットかコースのみのメニュー。平日限定でお得な1890円のランチセットがあり、錦市場での買い物がてら気軽に立ち寄る人も多いとか。ディナーは、京野菜やその日に入荷した魚など、旬の食材を贅沢に使った「季節のディナーコース」が人気です。

【料理】月替わりの「季節のディナーコース」(一例)。写真は(左)マトウダイのポワレ ブイヤベースソース、(中央)バニラ風味 金時ニンジンのポタージュ、(右)ズワイガニとアボカドのサラダ カレー風味のソースヴィネグレット
建物は町家をほぼそのまま使っており、1階のカウンターとテーブル席、2階の座敷のほかに、奥には「蔵」や「離れ」を生かした個室もあります。飴色にいぶされた柱やざらざらとした土壁の風合いが、何とも言えない落ち着きをもたらし、時間の流れがゆっくりと感じられます。ランチもディナーも、予算や料理内容などの相談に応じてくれるので、個室(2名~18名)を利用してパーティや会食を楽しむことも可能。空いていればすぐに通してもらえますが、予約したほうが確実です。
【外観】町家の風格と風情ある趣が目を惹く外観。麩屋町通に面した窓際は、ギャラリー「風紋舎」になっています

また1階には、信楽焼を中心とした陶器を展示・販売するギャラリー「風紋舎」が。同店で使用されているオシャレな食器や、新進作家のオブジェなど幅広く取り揃えられ、食事以外にも楽しめる空間になっています。

【店内】心地よい温かみを感じる店内。奥行きがあり、「蔵」や「離れ」の個室に続いています
●店舗DATA●
住所:京都市中京区錦小路通麩屋町上ル梅屋町499
(阪急電鉄河原町駅9番出口から徒歩約10分)
問い合わせ:075-221-7500
営業時間:12:00~14:00(ラストオーダー)/17:30~20:30(ラストオーダー)
※ギャラリー風紋舎は10:00~22:30
定休日:毎週月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
メニュー:ランチセット1890円(平日のみ)、おまかせランチコース2940円、3680円
季節のディナーコース5250円、旬のおまかせコース8400円(前日まで要予約)
HP:http://www.secondhouse.co.jp/newpage18.htm#lunch-1

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2008年6月16日 (月)

錦市場商店街 第一回 錦市場商店街

生鮮品から加工品、嗜好品や道具まで揃う「京の台所」

京都市街地のほぼ中央、四条通北側の錦小路通に120店舗以上が軒を連ねる「錦市場」。豊臣秀吉の天下統一後、魚鳥の市場として開設されたと言われ、江戸時代に本格的な魚市場として幕府から認められました。現在は、東の寺町通から西は高倉通まで東西390mにわたってにぎわうアーケード商店街です。

【錦市場商店街】鮮やかな色のアーケードが印象的な「錦市場」。道幅が狭いので、休日は人波にのまれることに。
錦市場は、肉や魚や野菜などの生鮮食品はもちろん、漬物、おばんざい、干物、乾物、菓子、パンといった加工品、さらにお茶、酒、厨房用品、陶器にいたるまで、ありとあらゆる食材・道具が揃う「京の台所」。鮮度や旬にこだわった品質のよさと豊富な品揃えに定評があり、地元の人々の生活に密着した商店街として発展しています。いっぽうで、京野菜や生麩、鱧(はも)、湯葉など京料理に必要な食材がほとんどすべて手に入ることから、名のある旅館や料亭もここで買い付けをするほど。さらに観光客や修学旅行生が、試食・食べ歩きを楽しむ観光名所としても知られています。
【錦天満宮】「錦天満宮」には、この界隈の商店がこぞって提灯を奉納。左右のビルにめりこんだ鳥居も見どころの一つ

端から端までぶらりと歩いているうちにおなかがいっぱいになったら、錦小路通の東端にある「錦天満宮」でぜひお参りを。錦市場の人々も参詣に訪れる神社で、学業はもちろん商売繁盛にもご利益があるとか。境内にある名水で、口を潤すのも一興です。※錦市場の営業時間や定休日は、店舗によって異なります。

【井戸水】錦天満宮の境内にある井戸水。錦周辺の井戸水は京の名水として知られており、市場の各店舗でも使用
●錦市場へのアクセス●
東…阪急電鉄「河原町駅」下車、徒歩約5分
西…京都市営地下鉄東西線「四条駅」、阪急電鉄「烏丸駅」下車、徒歩約5分

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